過敏性腸症候群の下痢型にヨーグルトは効果的なの

過敏性腸症候群の下痢型にヨーグルトは効果的なの

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過敏性腸症候群は症状によって、便秘型、下痢型、便秘・下痢交互型に分類されます。

過敏性腸症候群の一番の原因は、ストレスといわれています。

でも一度過敏性腸症候群にかかってしまうと、休日に軽い運動をしてストレスを解消したところで症状はすぐに改善されるものではありません。

ストレスの解消を常にこころがけ、毎日リラックスした気持ちでいることに加えて、腸内環境を整えていくことが大事です。

腸内環境を整える方法にヨーグルトや乳酸菌サプリを摂る方法があります。

今回は、過敏性腸症候群の下痢型の方にヨーグルトは効果的なのかをご紹介します。

●過敏性腸症候群の方がヨーグルを摂るときに気を付けること

お腹の調子を整えるために乳酸菌を摂るには、ヨーグルトを利用する方も多いのではないでしょうか?

ヨーグルトは食べて美味しいし、デザートとしても楽しめますよね。

過敏性症腸症候群の方でも、ヨーグルトを常用している方はたくさんいると聞きます。

でも、下痢型の方はヨーグルトを食べても本当に大丈夫なのでしょうか?

「ヨーグルトを食べると下痢をする」とういう話も聞きますよね。

下痢型の方がヨーグルトを食べると下痢になる原因には、次の
ものが考えられます。

・ヨーグルトが冷たく、腸が冷えて機能が低下した。

下痢型の方は冷たいものを避けた方がよいとされていますが、ヨーグルトも摂る量によってはそれにあたります。

冷蔵庫で冷えているものなので、それで腸が冷えてしまうと腸の動き低下して下痢をする可能性があります。

寝冷えで下痢をするのと同じ理由ですが、過敏性腸症候群の下痢型の方は冷たい食べ物にも過敏になっている可能性があります。

冷たいヨーグルトを食べるときは、少量をゆっくり摂ったり、常温に戻したり、ホットヨーグルトにして食べるのも方法です。

・乳糖不耐症かもしれません

乳糖不耐症とは牛乳などに含まれている乳糖を分解・吸収する消化酵素が生まれつき欠乏しているか、分泌が少ないためにそのまま大腸まで届くため、ガスの発生や下痢になることです。

牛乳を飲むとお腹が張る、ゴロゴロする、下痢をする方はこの乳糖不耐症にあたります。

ヨーグルトは乳糖が分解されるため、牛乳に比べると乳糖が少ないのですがそれでもゼロではありません。

このため、牛乳で乳糖不耐症の方はヨーグルトを摂っても起こる可能性があります。

あるデータでは日本人の約6%の方は、ヨーグルトでも下痢を起こすといわれています。

ヨーグルトを食べるたびに下痢をする方は、少な目に摂って様子を見ることをおすすめします。

・ヨーグルトに配合されている食物繊維や甘味料

プレーンヨーグルトでない場合は、整腸作用を高めるためにオリゴ糖や難消化性デキストリンなどの食物繊維が配合されているものがあります。

これらは元々ヒトの消化管では分解・吸収できないものなので、そのまま腸に届くので、乳糖と重なって下痢の原因になることもあります。

下痢になる可能性のある方は、プレーンヨーグルトを選ぶことをおすすめします。

ヨーグルトは種類が豊富で美味しく、楽しく乳酸菌が摂れます。

乳酸菌やビフィズス菌には、整腸作用があることはよく知られています。

ヨーグルトの摂り方次第では、下痢になる場合もありますので、ご紹介したようなちょっとした注意をして摂ることのおすすめします。

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