腹痛、腹部膨満感で不快!?過敏性腸症候群の症状の一つです。

腹痛、腹部膨満感で不快!?過敏性腸症候群の症状の一つです。

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・お腹が張って苦しい

・お腹が重い

・お腹がゴロゴロする

お腹が張って苦しく感じることは、腹部膨満感と呼ばれています。

腸にガスが溜まっているのが原因と思いがちですが、そうでない場合もあり、意外な病気が潜んでいることもあります。

●腹部膨満感はどうして起こるの?

・腸にガスが溜まる

お腹が張って苦しいのでトイレに行ったら、大きくオナラがでて楽になったということはよくあります。

このことからも分かるように、腸にガスが溜まっているためにお腹が張って苦しい、お腹が重い、お腹がゴロゴロする症状が引き起こされます。

・胃の運動機能が低下

胃が重い、胃に不快感があるなどを感じる腹部膨満感です。

・その他

お腹に水が溜まったり、お腹の炎症・腫瘍などの病気が原因でも腹部膨満感が起こります。

また、妊娠して腸が子宮に押されることでも腹部膨満感が起こります。

今回は、腸にガスが溜まる場合の腹部膨満感について説明します。

●腸にガスが溜まる2つの理由

一般に人は食事をすると食べるときに飲み込んだ空気や腸内細菌による分解で腸の中にガスが溜まります。

腸が健康なら溜まったガスは、呼吸やオナラで外に排出しますが、ガスができ過ぎる場合やガスの排出が低下した場合は、腸内にガスが溜まることになります。

・ガスができ過ぎる場合

<過敏性腸症候群のガス型>

ガスが過剰に溜まる原因の一つとして、ガス型の過敏性腸症候群が挙げられます。

過敏性腸症候群のガス型では、心因性のストレスで腸が過敏に動くため腸内にガスが溜まり頻繁にオナラがでるのが特徴です。

過敏性腸症候群の場合は、オナラも臭いが強く下痢が伴う場合もあります。

過敏性腸症候群の場合は、なぜガスが多く溜まるのでしょうか。

原因として、次の3つが挙げられます。

・腸の動きが強過ぎて、ガスを発生してしまう。

・緊張したりストレスがかかり空気を異常に飲み込んでしまう。

・腸内環境が悪玉菌優位になっており、便の腐敗でガスが発生する。

・ガスの排出が低下した場合

ストレスによって自律神経が乱れたり、腸閉塞、腸粘膜の炎症などでも腸の運動が低下すると、腸内にたまったガスが排泄されずに腹部膨満感が起こります。

便秘になったときや便秘型の過敏性腸症候群の症状のときは、この状態です。

●お腹の張りを改善する方法

・日常の食生活の改善

食事のときはリラックスして、空気を飲み込まないように口を閉じてゆっくり食べるとよいでしょう。

また、芋類などでんぷん質が多い食品や繊維質の食品は、ガスを発生しやすくするので控えめにしましょう。

・生活習慣の改善

精神的ストレスや睡眠不足などが続くと、自律神経を乱して腸の運動を低下させてしまいます。

規則正しい生活をして、十分な睡眠をとって体をリラックスさせましょう。

また、運動不足の場合でも腸の動きを低下させ、便秘やガスが溜まる原因となりますので、ウォーキングなど軽い運動をするようにしましょう。

軽い運動はストレス解消にもなります。

・乳酸菌やビフィズス菌を積極的に摂る

乳酸菌やビフィズス菌入りの乳酸菌サプリや整腸剤を摂ることで、腸内の善玉菌を増やして悪玉菌を抑えて、善玉菌が優位になるようにします。

善玉菌が優位になってくるとガスの発生を抑えるとともに、腸のぜん動運動を活発にして、ガスの排泄をスムーズにしてくれます。

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